匠の技と最先端の技術で型枠工事の未来をつくる
2000年に父の会社から型枠工事部門を分社化し、杉内建設を創業しました。当時私は25歳。別の木造建築の会社で現場監督をしていましたが、型枠工事については、自分で書籍などを調べたり詳しい人に聞いたりと、ゼロから学びました。
私たちが得意としているのは、型枠のなかでも特殊型枠の工事です。カーブを描いた面がある建物など、デザイン性の強い建物の型枠を多く手掛けています。
特殊型枠の魅力は、オリジナルのデザイン・設計が必要なため、一筋縄ではいかない点です。これまでの施工方法ではお客様の希望を実現するのが難しく案件も多く、これまでの経験をもとに知恵を絞り、複数の工法を組み合わせるなどの工夫をしています。当社の特徴は、匠の技と最先端のテクノロジーを掛け合わせている点です。国内でも限られた会社しか導入していない木材加工機械「NCルーター」をはじめ、新しいテクノロジーをいち早く導入。効率的に高精度の作業ができる環境を整えています。
さらに販売管理ソフトウェアを自社で開発し、請求書などの事務作業を大幅に効率化しました。その結果、これまで以上に質の高い施工を早く・安く提供できるようになりました。
型枠工事、なかでも特殊型枠は、経験豊富な職人の技術と知恵なくしては上手くいきません。最先端の技術によって生まれたゆとりを活用し、職人にしかできない仕事に力を入れてもらいたいと考えています。
今後の目標は、軽量化した材料の開発です。身体の負担を軽減することで、職人たちが年齢を重ねても活躍できるようにしたいと考えています。人材不足の解消はもちろん、ベテランの知見をさらに活用でき、型枠業界にとって大きなプラスになるはずです。
その他、型枠工事に特化した施工管理・安全管理アプリケーションや多言語対応のコミュニケーションツールの開発など、テクノロジーを駆使して、型枠工事業界を働きやすく魅力的な業界にしていきたいと考えています。お客様にこれまで以上に価値を提供するとともに、業界全体に貢献できるよう取り組みますので、何卒よろしくお願い申し上げます。